【BOSS GT-1】OD/DSでモデリングされている実在エフェクターを紹介

はじめに

BOSS GT-1のOD/DS機能では、実在する様々な歪みエフェクターのサウンドをシミュレートすることができます。これにより、エフェクター実機を用意しなくても、それぞれの特徴を手軽に再現することが可能です。

この記事では、GT-1でモデリングされている実在の歪みエフェクターを一つずつご紹介します。

エフェクター紹介

オーバードライブ系

BOSS BD-2

画像はBOSS公式の製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: BLUES OD
BOSS BD-2は、1995年に発売されたオーバードライブ・ペダルです。
真空管アンプのサウンドをイメージして作られており、歪み部分には実際のアンプで用いられる多段クリッピング回路が採用されています。
「Blues Driver」という通称ではありますが、その汎用性から、ブルースにとどまらず幅広い音楽ジャンルで活躍しています。
個人的には、邦ロック方面で特によく用いられているイメージがあります。

BOSS OD-1

画像は復刻版セットのOD-1(イケベ楽器店の特設ページより引用)

該当OD/DS TYPE: OD-1
BOSS OD-1は、1977年に発売された、世界初のオーバードライブ・ペダルです。
OD-1の後継機種の一つとして、TONEノブが追加されたSD-1があり、現在ではこちらが強い人気を誇っています。GT-1ではOD-1に本来存在しないTONEノブを弄れるため、SD-1が使われているサウンドの再現に採用するのもよいかと思います。

Ibanez TS-808

画像はIbanez社の製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: T-SCREAM
Ibanez TS-808は、1979年に発売された、「TS(TubeScreamer)系」の初代機となるオーバードライブ・ペダルです。
前述のBOSS OD-1と並び、長く愛されているエフェクターです。
後継機としてTS-9などが存在しますが、基本的なサウンド方針は同じなため、再現したい曲にTS系が使われているようであればこちらを試してみましょう。

BOSS OD-2

画像はEquipboardより引用

該当OD/DS TYPE: TURBO OD
BOSS OD-2は、1985年に発売されたオーバードライブ・ペダルで、BOSS OD-1の後継機種の一つです。
TONEノブの他、TURBOモードが搭載されており、GT-1ではそのモードをONにしたハイゲインなサウンドが再現されています。
同系統のOD-3やSD-1が人気すぎるが故か、実機を使っている方は少なめな印象です。

ディストーション系

ProCo RAT

画像は現行品のRAT2(代理店であるモリダイラ楽器の製品ページより引用)

該当OD/DS TYPE: RAT
ProCo RATは、1978年に発売されたディストーション・ペダルです。
アメリカのミシガン州にあるProCo社の地下室で開発され(そこにネズミが蔓延っていたことから「RAT」と名付けられたようです)、現在ではディストーション系を代表するエフェクターの一つとなっています。

Marshall The Guv’nor

画像はMarshall社の製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: GUV DS
Marshall The Guv’norは、1988年に発売されたディストーション・ペダルです。
「マーシャル・スタックのサウンドをペダルに取り込む」 という方針の下で設計されました。
エフェクター名の「Guv’nor」は英語「Governor」の訛りであり、「親父,親方」という意味です。

MXR DISTORTION+

画像はDunlop社の製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: DST+
MXR DISTORTION+は、1970年代前半に発売された世界初のディストーション・ペダルです。
シンプルな操作性と、70~80年代のハードロックを彷彿とさせるサウンドが特徴です。
なお、MXR社はDunlop社に買収されており、現在はブランド名として残っています。

BOSS MT-2

画像はBOSS公式の製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: METAL ZONE
BOSS MT-2は、1991年に発売されたディストーション・ペダルです。
「Metal Zone」という通称の通り、メタル系に適したハイゲインなディストーションが特徴です。
数あるBOSSエフェクターの中でも特に人気の根強い機種の一つです。

FUZZ系

FUZZFACE

画像はDunlop社製のJDF2(Dunlop社の製品ページより引用)

該当OD/DS TYPE: 60S FUZZ
FUZZ FACEは、1966年にArbiter Electronicsより発売されたファズ・ペダルです。
現在はDunlop社が製造を引き継いでいます。
ゲルマニウムトランジスタ版やシリコントランジスタ版の他、ギタリストのJimi Hendrixが愛用していたFUZZ FACEを模したものなど、様々な機種が販売されています。

Electro-Harmonix Big Muff π

画像は代理店であるキョーリツコーポレーションの製品ページより引用

該当OD/DS TYPE: MUFF FUZZ
Electro-Harmonix Big Muff πは、1970年代前半に発売されたファズ・ペダルです。
前述のFUZZ FACEと並び、ファズ系を代表するエフェクターの一つです。
ニューヨークで作られたオリジナル版の他、ロシアのSolvec社で生産されたモデルも出回っています。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事を書くにあたり、入念に調査を行っておりますが、もし間違いなどありましたら、お問い合わせフォームからご連絡を頂けますと幸いです。

参考

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